今回は、脳梗塞をきっかけに転居されたお父様名義の不動産について、娘様からご相談いただいた事例です。

お父様が所有されていた長崎郊外のご自宅について、娘様は「将来、不動産のまま相続したくない」という不安を抱えていらっしゃいました。

さらに、売却中にお父様の体調が変化し、意思表示が難しくなることも心配されていたため、仲介と買取の違いを比較しながら、早く確実に進められる買取で売却を進めることになりました。

(個人が特定されない形で要点のみ記載しております)

不動産売却の事例06(買取)

父が脳梗塞をきっかけに転居し、父名義の不動産を整理したい。
しかし将来、不動産のまま相続する不安があり、どう進めるべきか悩んでいた…

→仲介と買取を比較し、将来の相続不安を「買取」で解決

今回のご相談内容

  • お父様の転居後、娘様から不動産売却のご相談
    T様の娘様より、父が所有していた長崎郊外の居住用不動産について売却相談。父は脳梗塞を患ったことをきっかけに運転免許を返納し、娘様宅へ転居していた。
  • 最大の壁は「意思確認への不安」
    娘様には「将来、不動産のまま相続したくない」という強い不安があった。さらに、売却活動中に父が再度脳梗塞を発症し、意思表示が難しくなるリスクを心配されていた。
  • 買取で早期売却を進めることに
    プラステート株式会社で現地査定を行い、仲介売却と買取の違いを説明。仲介の方が高く売れる可能性があることも伝えたうえで、依頼者様の「早く確実に売却を完了したい」という意向を重視し、買取で進めることになった。

ご相談の背景

T様は、長崎郊外に居住用不動産を所有し、長年その家で暮らしていました。
しかし、脳梗塞を患ったことをきっかけに運転免許を返納し、その後は娘様宅へ転居されました。

そのような状況の中、娘様からプラステート株式会社へ査定のご依頼をいただき、現地確認を行いました。

お話を伺う中で、娘様が最も強く心配されていたのは、単に「いくらで売れるか」だけではありませんでした。
それ以上に、

「絶対に不動産のまま相続したくない」
「売却中に父が再度脳梗塞を起こし、意思表示ができなくなったらどうしよう」 という不安が非常に大きい状況でした。

課題(止まりやすいポイント)

・父本人が所有者であり、売却には本人の意思確認が重要
・脳梗塞の再発リスクにより、販売期間が長引くことへの不安が大きい
・仲介で売れば高く売れる可能性はあるが、成約時期が読みにくい
・娘様としては、将来不動産として相続することを避けたい意向が強い
・価格よりも「確実に売却を完了させること」を優先したい状況だった

対応(仲介と買取の違いを説明したうえで判断)

1. まずは仲介売却のメリットも説明

プラステート株式会社としては、最初から買取だけを勧めたわけではありません。

買取は、早く確実に売却できる一方で、仲介に比べると売却価格は低くなりやすい方法です。
そのため、娘様には、

「仲介で売却した方が高く売れる可能性があります」
「お父様の今後の生活資金に充てることを考えると、仲介も検討してよいと思います」

と説明しました。

不動産売却では、価格だけを見れば仲介が有利になるケースも多くあります。
一方で、仲介は買主を探す期間が必要となるため、売却完了までの時期が読みにくい面もあります。

2. 依頼者様が重視したのは「価格」より「確実性」

今回、娘様が重視されたのは、売却価格の最大化よりも、

「父が意思表示できるうちに売却を終えること」
「不動産のまま相続するリスクをなくすこと」

でした。 この判断は、とても現実的です。
高齢の所有者が病気を経験している場合、売却中に体調が変化すると、契約や決済の場面で意思確認が難しくなる可能性があります。
そうなると、売却そのものが止まってしまうこともあります。

3. 引渡し時期を前倒しする分を価格に反映

当初、プラステート株式会社としては、買取案件が重なっていたこともあり、先に売買契約を行い、残代金決済と引渡しは約6か月後に行う案を提案しました。

しかし、娘様としては、その6か月の間にお父様が再度脳梗塞を発症し、意思表示が難しくなることを強く不安に感じていました。

そこで、引渡しを前倒しする分を価格に反映し、売主様にも納得いただいたうえで、買取契約を成立させました。

差別化ポイント(ここが一番大事)

価格だけでなく「将来のリスク」まで含めて売却方法を選ぶ

不動産売却では、「少しでも高く売る」ことが大切に見える場面が多くあります。
もちろん、価格は重要です。

しかし、高齢の所有者が病気を経験している場合や、家族が将来の相続に強い不安を感じている場合には、価格だけでは判断できないことがあります。

本件では、娘様が「意思表示できなくなるリスクを、価格調整によって取り払う」という考え方で買取を選ばれました。

これは、単に安く売ったという話ではありません。
将来の不安、相続時の負担、手続が止まるリスクまで考えたうえで、非常によく考えられた売却方法でした。

結果

・仲介と買取の違いを説明したうえで、依頼者様の意向により買取を選択
・売却価格は仲介より低くなる可能性があったが、早期に売却方針を確定
・引渡し時期を前倒しする分を価格に反映し、双方納得のうえで契約
・娘様の「不動産のまま相続したくない」という不安を解消
・父本人が意思表示できるうちに、売却を前に進めることができた

この事例から学べること

不動産売却は、必ずしも「一番高く売る方法」が正解とは限りません。

特に、高齢の親が所有者である場合や、病気・認知症・意思確認の不安がある場合には、売却価格だけでなく、

・いつまでに売却を完了させるか
・本人が意思表示できるうちに契約できるか
・相続時に不動産を残さない方が家族にとって安心か
・仲介と買取のどちらが家族の目的に合っているか

を総合的に考える必要があります。

本件では、買取を選ぶことで、価格は仲介より下がる可能性がありました。
しかし、その分、売却の確実性とスピードを優先でき、家族の不安を早期に軽くすることができました。

まとめ

高齢の親が所有している不動産は、「まだ元気だから大丈夫」と思っているうちに、売却のタイミングを逃してしまうことがあります。
特に、病気を経験している場合や、将来的に不動産のまま相続したくないという不安がある場合は、早めに売却方法を比較しておくことが大切です。

仲介で高く売るのか、買取で早く確実に進めるのか。
どちらが正解かは、ご家族の状況によって変わります。

プラステート株式会社では、仲介と買取の両方を比較しながら、ご家族にとって現実的な選択肢をご提案します。
「将来、不動産を相続したくない」「親が意思表示できるうちに整理したい」という方は、早めにご相談ください。

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